歯周病治療の流れ

1. 

   検査１

   

   歯肉の状態（歯ぐきの腫れ、出血の有無、歯石の有無）を確認します。検査は5分程度で完了します。

2. 

   スケーリング

   

   歯周病専用の超音波スケーラーを使って、歯石や歯垢（プラーク）を効果的に除去します。

3. 

   検査２

   

   スケーリングを行った後、歯肉の状態が良好になったかどうかを確認します。そしてその後、歯周ポケットの中のお掃除を行います。

4. 

   ルートプレーニング

   

   歯ぐきの中のより深い部分を、キュレットと呼ばれる機器を使って取り除きます。

5. 

   検査３

   

   ルートプレーニングによって、どれくらい歯肉の状態が良好になったかということを確認します。多くの方が、この歯周初期治療において歯周治療がひと段落します。しかし、ここで状態が改善されない場合は、歯周外科手術を行うこともあります。

6. 

   再評価

   

   歯周外科を行ったあと、最終の検査を行い改善されたことを確認します。

7. 

   メンテナンス

   

   歯周病は、放っておくとまた症状が進行する病気ですので、数か月に一度のペースで歯石の除去や治療を継続していきます。定期的なメンテナンスを行うことによって、残存歯数は大幅に変化します。定期検診を受けた場合、80歳になっても平均１５本以上の歯を残すことができるのですが、悪くなったときのみ歯科医院で治療を受けた場合、80歳では平均6.8本しか歯が残っていないというデータがあります。